「恋物語」レビュー……のつもりかよコレで、という風な黒歴史を敢えて残す。理由は本文で(笑)
『恋物語』レビュー
恋物語 (講談社BOX) (2011/12/21) 西尾 維新 商品詳細を見る |
読み終わってから大分経っちまった。
ようのやっとでレビュー書きます。
◇あらすじ
まず最初に言っておくべきことは、この本の語り部が戦場ヶ原でないことですかね
この物語の語り部は詐欺師貝木です。
物語は、彼が京都のとある神社で戦場ヶ原から一本の電話を受け取ることから始まり
彼が鉄パイプで殴られて意識を失うことで終わります。
紛れも無い語り部視点でしか進まないこの話ですが、この本での主人公は貝木なので――物語のきっかけは戦場ヶ原なのに――まあそれも妥当ですかね。
そして、戦場ヶ原が貝木に電話して依頼をします。
「あなたに騙して欲しい人がいるのよ」
その依頼を、結局貝木は自分自身が「先輩」と呼ぶ臥煙伊豆湖の姪、神原駿河が暦と知り合い――であろうという推測から受けた。
こう書くといかにも不自然だが、今レビューを書いている私にもなにがなんだかわからない。
まあかくして、依頼を受けるわけになった貝木だが――
ああ、依頼の内容を書いていない。
戦場ヶ原が、憎むべき相手である貝木に依頼したその内容。
「神様となった千石撫子を騙して」「私と阿良々木くんを助けて欲しいのよ」
◇感想
しかし思えば「物語」シリーズ長く続いているもので
化物語(上) 2006年11月1日
化物語(下) 2006年12月1日
傷物語 2008年5月7日
偽物語(上) 2008年9月1日
偽物語(下) 2009年6月10日
猫物語(黒) 2010年7月28日
猫物語(白) 2010年10月27日
傾物語 2010年12月24日
花物語 2011年3月31日
囮物語 2011年6月28日
鬼物語 2011年9月28日
恋物語 2011年12月20日
これだけ出ているんですな(出典:〈物語〉シリーズ - Wikipedia)
いやまあ、自分は他人から借りて全部読んでいるわけですが、正直まともに内容覚えているかといえば怪しい。
他人から本を借りることのデメリットは、自分が読みたいときに読めるわけではないということなのですね……当たり前の話ですが(笑)
ここまで読んだあなたはこう思うでしょう。
「じゃあ買えよ、コミケであんだけ使えるんなら、余裕だろう」
まったくもって正解です。
しかしながら。
自分の中で西尾維新作品はかなり優先度が高い方ではあるはずなのですが、どうしても目の前の単価の高さ(一冊1300円!)に躊躇してしまうわけなんですね。
コレに関してはいくらでも反論矛盾の指摘受け付けますが、実際学生に手出しにくい価格であることは事実。
(廉価版の文庫サイズ版でないかな……それでも揃えたらそれなりの価格ですが)
というわけで、思い入れがあるのに読み込めないという状態があるわけです。
レビューを書きたいのに、読み込めない。好きなときに読めない。
なお、誤解を避けるために言っておくと。
本を貸してくれている人は非常に好意的で、私がレビューを書くから待ってと言っても基本待ってくれそうな方です。
だから、これは私の問題です。
っと、感想から随分逸脱してしまいましたがまあ、上に書いたようなことを読んでいただけると少しは分かっていただけたのではないかと。
私が、西尾維新作品にそれなりの思い入れを抱いているのにもかかわらず
その感想を書くのがどうも苦手な理由が。
というわけで、苦手なことは短くまとめるに限ります。
・撫子はやっぱり俺の嫁にしたいランキング上位であり、しかしながらひたぎさんはその数段上を行く魅力的な女性キャラであり、更に言えば貝木は最低最悪最大限に疎まれる職種の人間なのに、なぜか嫌いじゃないということ。
・扇さん何者
・貝木のしていることは善なのか考慮する余地はあるだろうか(貝木にとってそれが善であるかはこの際どうでもいい。動機として重要だということも考える必要があるとは思うが)。
もうこんな感じでいいですか(
くっそ駄目だ。
やっぱり買わないとどうにもならない。
借りてきた思い入れの深い作品のレビューとか、今の自分の能力じゃコレが限界。
というわけで、お見苦しい真似を致しましたが、どうしても未来の自分に
「過去の自分はこんなレビューを世に晒してんぞ」
と刻みつけたい。
もうちょっと欝ってきたので今回はここまででご勘弁を。
ではでは