こおろぎ観察日記

漫画とアニメとゲームと旅行のブログ。最近の話題はWoTとか冴えカノとかバンドリとか

5度目の北海道旅行(2020年3月)Part1

 

 

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タイトル通り、今回は3月19日から21日にかけての北海道旅行の記録です。

この記事を書いている6月下旬の頃から思うと何とも無謀な時期の旅行でしたが、この時はまだギリギリセーフくらいだろうという認識でした。とても甘かったわけですが。

事前に考えていた行程としては、

1日目……北海道に飛行機でin,札幌近郊に宿泊
2日目……廃線直前の札沼線末端区間に乗車、夕方にフェリーで仙台へ
3日目……朝にフェリーで仙台着、なんやかんやして夕方のひたちで帰京

というようなものです。我ながらアバウトすぎると思いますが、メインの目的(今回は札沼線乗車)以外はその場の思い付きで適当に行動するという、いつも通りの感じです。今回の記事では2日目までを書いていきます。

 

ではどうぞ。

 

1日目

SKY705 羽田空港8:40→新千歳空港10:20

まずは北海道にin。この時期はピーチが死ぬほど安かったのですが、成田空港まで行くのが面倒くさかったのでおとなしくスカイマークで行きました。余裕をもって空港に着きたくて当日はかなり早起きしたので、空港についてもしばらくは死ぬほど眠かったです。離陸直後から爆睡してたら体感5分で新千歳空港に着きました。

3847M「エアポート」 新千歳空港10:30→札幌11:09

とりあえず18きっぷを買い、札幌へ移動することに。

しかし、時間調べなくてもホームで待ってれば来る程度には本数がある「エアポート」は本当に偉大。乗ると北海道来たなって感じが出ますね。札幌までの車中、『北海道時刻表』を捲りつつ、行動プランを練りました。

とりあえず今回の目標は

札沼線の末端区間に乗ること

②できたら留萌本線にも乗ること

③できたら小樽の夜景撮影にリベンジすること

④美味い飯を食うこと

この4つ。

(とりあえず①は時間の都合で明日に回すことが確定、明日北海道から出ることを考えると③は今日済ませることが確定、②を明日に回して……)

などと考えていたら、札幌に着くころにはそこそこ空腹に。とりあえず昼飯を食うことにしました。

(札幌だしラーメンかなー、それともスープカレーかなー……)

と迷ったのですが、最終的にジンギスカンをチョイス。パパっと調べて近場でそこそこの評判の場所を探して見つけたのが「松尾ジンギスカン」さんでした。

 

奮発して1,600円のランチにしたらめちゃくちゃ美味かったです。なんか希少な部位を使ってるらしく、味も単価も人生で一番いいジンギスカンでした。

市内電車一周

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↑市内電車。撮った時は気付きませんでしたがシャッター速度の設定早すぎてLED切れてますね……

さて、腹ごしらえは済んだので、次はどうするかとなりました。

計画してる段階では、「白い恋人パーク」行こうかなって思ったり、サッポロビールの工場見学だかなんだかでしこたま昼からアルコールキメてやろうかな、と思ってたりもしたですが、ことごとくコロナのせいでダメになっちゃってたんですよね。

いまから小樽に行っても夜景には早いし、3回行ったことのある小樽で時間潰しをするのはキツそうだったので、乗ったことがなかった札幌市電に乗ることに。時間も潰せるので、ぐるっと一周乗ることにしました。この時もめちゃくちゃ眠くてうつらうつらしてたな……

まあ札幌で他にすることないのっておもうかもしれませんが、この時はほとんどコロナで面白そうなところが閉まってましたし、今なら「波よ聞いてくれ」や「アルゴナビス」の聖地巡礼とかやってたかもですけど、この時はまだアニメも始まってないのでねっていう。

札幌→小樽

市電一周して微妙な達成感を得たので、小樽に移動することにしました。

しかしまあ、札幌~小樽ってのは札幌~新千歳空港と同様、時刻表を見ないでも電車に乗れる程度には本数が走っているという、道内では稀有な区間ですよね。というわけでどの電車に乗ったか覚えてないです。たぶんエアポートだと思う。

小樽市

なんだかんだ15時から16時の間くらいには小樽についていた記憶。することないのでとりあえず運河に向かいましたが、まあ人がいないこと。

 このあたりは今までの経験で言うと、日本人だけではなく中国人観光客が団体で来ていて、それはもう大変な混雑になるエリアなわけですが、この時はマジで人がいませんでした。まあこの時期は中国ではすでに大変なことになっていて、北海道も中々な感じでしたからね……東京はまだ一番ヤバい時期ではなかったわけですが。

運河の近く、お土産屋が並ぶ通りも人通りは本当にまばらで、閉めている店も多かったです。職場の人へのお土産を買い、駅まで徒歩で戻り、バスに乗って天狗山へ向かいました。10分ほどで、天狗山へ到着。

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ちなみに、お土産屋さんの建ち並ぶ通りからは天狗山がこんな感じで見えます。

天狗山

さて、天狗山に来た目的は、前年微妙な暗さで帰らざるを得なかった夜景撮影のリベンジです。北海道三大夜景、というよく分からんタイトルがつけられていますが、まあそれはさておき中々綺麗な夜景です。正直言うと函館の方が凄いとは思いますが……

去年はじめて訪れたときはカップルだらけで、独身成人男性の私は相当肩身が狭かったものですが、この時は展望エリアにいたのが私以外にはカップルが一組居るのみだったので快適でした(笑) 暗くなるまでの間に売店でラーメンを食ってたのですが、まあ空いてましたね。経営とか大丈夫なんだろうか……

 

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↑これが、暗くなるのを待ってから撮った写真です。

ちなみに去年撮った写真が↓。

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もう少し暗くなってから撮りたかったのですが、この後に乗る予定だった帰りの飛行機の時間がヤバかったので泣く泣く山を下りたのでした。

今回はばっちり暗くなってからの写真が撮れてよかった。

814M 小樽20:22→桑園21:06

ひとしきり撮りまくってから天狗山を撤収。バスに乗って駅に戻り、みどりの窓口で乗車券と自由席特急券を購入。
青春18きっぷを買った手前、ほんとうは特急には乗りたくなかったのですが、行程の都合上、滝川~深川の往復は特急に乗らないと留萌本線に乗った後にフェリーの出港に間に合わなくなってしまうことが分かったので、まあ仕方ないかと買いました。この時はまさか翌日あんなことになるとは思っていなかったわけですが……

切符も買ったので、あとは宿へ向かうだけ。札幌方面へ向かう電車に乗りました。

2643M 桑園21:23→石狩太美21:53

桑園駅札沼線に乗り換え。人生初の札沼線です。まあ深夜だったので沿線の景色もなんも分からんわけですが。途中まではかなり混んでいましたが、石狩太美駅で降りる頃には車内の乗客も大分まばらになっていました。

万葉の湯

この日の宿はスーパー銭湯です。ホテル取るよりカネはかからず、風呂は立派。滞在時間が短く、食事とかにこだわらないならかなりアリですよね。

一応、この万葉の湯には和室に宿泊するプランもあったのですが、到着するのが22時過ぎになり翌朝も早くに出発するために滞在時間が短かく、もったいないと感じたので部屋を取らずに休憩室で寝るのを選びました。今思うと部屋でゆっくりしてもよかったかもしれん。
ちなみに、更衣室のロッカーにリュックが入らなくて受付で預かってもらいました。今思うと部屋取れよって感じですが、受付の人は嫌な顔一つせずに受け取ってくれました。ありがたい……

残念だったのは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、サウナと露天風呂は使用中止になっていたこと。仕方のない事でしたが、換気のことだけ考えるなら露天風呂がダメなのはよく分からんですね。

ちなみに漫画がめちゃくちゃ充実してたので、ゴールデンカムイをひたすら読んでいました。あとこの時はまだ喫煙してたので、マンガ読んで喫煙室で一服して、の往復でした。ちなみに今はコロナのこともあるのでタバコ吸ってません。まだ3ヶ月しか経ってないのに懐かしい……

 

3時くらいに休憩室のソファーに転がってすぐ寝入りました。

2日目

道内最終日です。いよいよ札沼線へ。

2537M 石狩太美7:32→石狩当別7:38

なんとか起床に成功。フロントであんぱんを買い、駅に向かいました。
1日に1本しかない新十津川行きに接続する列車とあって、車内には鉄道オタクっぽい人がチラホラ。しかしなんだろうね、自分と同類の人間が見た目で分かってしまう悲しさ……

5425D 石狩当別7:45→新十津川9:28

 

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石狩当別駅で、新十津川行きの列車に乗り換え。
乗ったはいいものの、眠すぎてしんどかったですね。そのせいもあって、正直あんまり車窓を覚えられてない(笑)
車窓左側が山?で右側が農地って感じの風景が続いていたのを覚えてます。

末端区間、といいつつそれなりに人の気配のする風景でしたが、さすがに鉄道が黒字で維持できるかと言うとキツそうな感じでしたね。

 

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↑途中の石狩月形駅では10分余りの停車時間があり、私含む鉄道オタクたちは写真を撮りにいそいそと車両を降りて駅舎へと向かっていました。

およそ2時間の乗車を終えて終点の新十津川駅で降りると、終点のイメージと異なりそれなりに開けていました。駅前は住宅街で大きな病院もあり、廃線になるのがちょっと信じがたい感じでしたね。夕張線廃線直前に訪れた夕張よりも人いそうな感じなのになあ……

ちなみに、この時点では廃線がGWの予定でしたが、新型コロナの影響もあって早まり、結局営業運転が終わったのは4月になりました。GWに先送りにしていたら札沼線には乗れず終いで廃線になっていたわけで、何が起こるかは本当に分かりませんね……

徒歩 新十津川→滝川

さて、ここからは滝川駅を目指して徒歩です。

予定では、滝川駅に10時過ぎくらいには着いて、10:22発の特急「カムイ9号」に乗って、深川駅深川駅11:10発の4925D留萌行きに乗り換えるつもりでした。

滝川まではなんか地図で見たら大した距離に見えず、新十津川駅前にタクシーもいなかったので歩きましたが、結論から言うとめちゃくちゃキツかった。と言うか途中から走ってたから全然徒歩じゃなかったよジョギングだったよ。時間がギリギリすぎてラストはフラフラになりながらヨタヨタと走ってました。

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↑途中で渡った石狩川。この時点ではすでにフラフラでした(笑)

まあ一応、次の10:52発の「ライラック11号」に乗っても、深川駅での乗り継ぎには間に合うんですが、深川駅で5分くらいしか乗り換え時間がなくて、昼前に食料調達する時間が取れないのが嫌だなってのがあったんですよね。

最終的にはなんとか間に合いましたが、滝川駅の駅舎が見えた時はもう泣きそうになりました。時間も体力も余裕がなかったので、前日に小樽で特急券と乗車券を買っておいて本当によかった……

2009M「カムイ9号」  滝川10:22→深川10:35

自由席はガラガラでした。席に腰を下ろし、息を落ち着けて、間もなく深川というところで、車内放送で「留萌本線は荒天のため運転を見合わせております」と聞こえて目の前が真っ暗に……

到着した深川駅で転がるようにホームに降り、その場にいた駅員さんに聞いたら「そうですね、今日はもう動かないです……」とのお答えをいただき、いよいよ最悪の事態になったことを思い知りました。

東京から数100km離れた場所にまで乗りに来た留萌本線の運休。

さすがに堪えましたね。
まあ呆けていても仕方がないので、切り替えて札幌で時間を使うことに。

買ってしまっていた自由席特急券については払戻しも脳裏を過りましたが、大変な状況にあるJR北海道のことを考えると
「いい歳こいて青春18きっぷだけで旅行するのも申し訳ねえな……」
という思いもあり特急に乗っていくことにしました。

3018M「ライラック18号」 深川10:49→滝川11:02

悲しみを背負いつつ、上りの特急列車に乗車。こちらも自由席はガラガラでした。

滝川駅

滝川駅に到着。

駅前に再開発ビルがあったので暇つぶしに入ったのですが、地下一階および三階をフロアごと封鎖してて「これはヤベえな」となりました。駅前のロータリーとかが立派なだけに逆につらかった。

 まあ緊急事態宣言出てたからってのもあるんでしょうけど、マジで人通りがなくて怖くなりました。

滝川11:38→岩見沢12:17

半分寝ながら乗っていました(笑) 車内はガラガラ。駅メモの新駅回収に忙しくしておりました。

岩見沢12:40→札幌13:23

相変わらず車内はガラガラ。ただ、この時も相変わらず駅メモをぽちぽちしてたので気を休める暇はありませんでした(笑)

札幌での昼食

札幌に来たときには毎回寄るスープカレー屋に今回も来ました。いつも店名は思い出せないけど駅からの道を覚えているので何とか辿り着くという適当さ……今回は迷わずに行けました。

 

3920M「エアポート152号」 札幌15:11→南千歳15:45

快速エアポートは本当に偉大(2度目)。緩急接続も考えられてて本当に偉大。
ちなみに、今回乗ったエアポート152号は、札幌駅から鉄道を利用した場合に苫小牧駅発苫小牧FT行きのバスに間に合う一番最後の電車です。

ほかにも苫小牧FTに向かう手段としては札幌駅前から苫小牧FTに行くバスなどがありますが、今回は18きっぷでの旅なので極力鉄道移動です。

2768M 南千歳15:49→苫小牧16:09

南千歳から苫小牧方面は本数ガッツリ減るのキツいんですよね……
苫小牧駅着いてからはバスの時間まで暇だったので駅直結のドンキで暇潰してました。

道南バス 苫小牧駅前16:55→苫小牧FT17:12

苫小牧駅前から乗り込んだ人は大半がキャリーケース持ちで、ぱっと見でフェリーに乗る人だなあと分かる感じでした。

ちなみに、苫小牧FTでは出航まで余裕があったのでいろいろと展示を見てました。この旅行の時点では、胆振東部地震からまだ1年半くらいしか経ってないんだよね。苫小牧港でも様々な対応に追われていたこと、速やかに復旧して機能を回復したことが誇らしげに書かれていました。

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↑大洗行きのさんふらわあも泊まっていました。こっちもいつか乗ってみたいところ。

苫小牧→仙台

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↑出港直前に船から見た苫小牧FT。

さて、2度目の太平洋フェリーです。太平洋フェリーには3隻の貨客船が就航していますが、去年「きたかみ」に乗船したので、今回は「いしかり」か「きそ」に乗船するつもりでした。この2隻は少し古い代わりに、「きたかみ」にはないラウンジショーやサウナがあるため、大いに期待していたのです。

しかし、新型コロナ対策として、ラウンジショーは中止、サウナも閉鎖。このため、「いしかり」「きそ」への乗船は見送り、今回も個室の利用しやすい「きたかみ」に乗ることにしました。

なお新型コロナの影響は他にもあり、乗客の検温or体温の自己申告がなされ、楽しみにしていた食事もバイキング形式に替えて個別の配膳になるなど、船旅の楽しさは削がれてしまう形に。元に戻る日が待ち遠しいですね……

 

19時出港でしたが、この日は当時話題になっていた例のワニくんの100日目で、毎日夕方に更新されるとあって、私も気にかけていました。出航して船が沖に出るとスマホに電波が入らなくなるため、更新を見るのが翌朝になってしまうことを危惧していたのです。結果的には間に合い、ワニくんの最期を見届けてから、船は太平洋へと出ました。

 

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↑個室。2人用個室ですが、1人分の料金で使えます。

ちなみにこの日は事前に海上悪天候が予想されていました。
そのため、大浴場が使用中止になる可能性があり、早めの利用を勧めるアナウンスがなされていました。まあ風呂場で床があんまり揺れると危ないですからね。

実際、出港してしばらく経ってから風呂に入ったら、船体の揺れに合わせて湯船のお湯がめっちゃ動きました。それに身を任せて揺ら揺らしてるのはちょっと面白かったです。去年乗った時はまったくの好天でしたから、初の体験でした。まあ船酔いする人にとっては地獄でしょうが。

風呂と夕食を済ませてしまうと、この日は疲れていたのと、こんだけ揺れてる中でデッキに出るのは怖すぎるな……という思いもあり、おとなしく早めに寝ました。

 

さて、今回はここまでとなります。予想以上に長くなったので分けることにしました。

続きは次回の更新で。松島と牛タンを楽しむ仙台近郊の旅です。