カメラやレンズについて気ままに書く「カメラよろず話」第32回。今回は、ゼンザブロニカ工業株式会社が発売した中望遠単焦点レンズ、ZENZANON 150mm F3.5について紹介したいと思います。

ブロニカに用意された交換レンズ群の中でも安価に入手しやすく、標準レンズである7.5cm F2.8の次に使うレンズとしておすすめな一本となっています。そんなZENZANON 150mm F3.5について、使用感や実写を紹介したいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、過去のカメラよろず話については、以下のカテゴリーから参照いただければと思います。
- ZENZANON 150mm F3.5仕様
- ZENZANON 150mm F3.5を買うまで
- ZENZANON 150mm F3.5を使った感想
- 作例
- 終わりに~良コスパの中望遠レンズ、お手頃価格で味変を~
ZENZANON 150mm F3.5仕様

焦点距離:150mm
最大口径比/最小口径比:F3.5/F22
レンズ構成:4群5枚
対角画角:28°30'
最短撮影距離:2m
マウント規格:ブロニカ式バヨネットマウント
絞り羽根:6枚
フィルター径:67mm
質量:550g
参考にしたのはブロニカECのマニュアルです。↓のサイトから見られます。
ZENZANON 150mm F3.5を買うまで
このレンズを買ったのは、上野松坂屋で開かれていた催事「第5回 上野クラシックカメラ博」です。
前回紹介したブロニカS2を購入した直後であり
「せっかく新しいレンズ交換式のシステムに手出したわけだし、レンズ増やしたいな~」
と思っていたタイミングでした。
そこでちょうど35mm判換算82mmという中望遠の画角を有するこのレンズが7,700円という手ごろな価格で販売されていたので、さっそくゲットしたというわけです。
細かなチリなどはあるもののカビは見られないので、それにしては安かったなと思います。
150mm 3.5はマルチコートのタイプもあるそうなので、そうなると私が買ったモノコートタイプは人気なくて安い、とかなんですかね……?
ZENZANON 150mm F3.5を使った感想
7.5cm F2.8とは明確に違う使い勝手
ボディと組み合わせるとほとんど埋もれるくらいだった7.5cm F2.8とは違い、こちらのレンズはガッツリボディから飛び出します。重量も500gくらいはあるので、バランスがかなりトップヘビーに変化します。
そう言った意味で、操縦性は結構変わる感じがします。
ヘリコイドを共用するが故の難しさ
前回の記事でも少し触れましたが、ブロニカはレンズの本体とヘリコイドが分かれている、少し変わったシステムです。
この150mm F3.5を使う際にも7.5cm F2.8用のヘリコイドを使うわけなのですが、そうすると最短撮影距離がとっさに分からないという面倒くささが生じます。
7.5cm F2.8用のヘリコイドだと60cmまで寄れるのですが、150mm F3.5の最短撮影距離はそれよりはるかに遠い2m。もちろんファインダーのピントが合わないので気付くのですが、これはちょっと面倒といえば面倒なわけです。
150mm F3.5専用のヘリコイドとかないんですかね……
作例
Bronica S2との組み合わせで使用した作例を。

中望遠とあって、奥行き感のある構図を作りやすいです。

背景までの距離があるとはいえ、F5.6でこれだけボケるあたり、フォーマットの大きさを感じます。

(おそらく)マルチコートではないのもあり、逆光耐性は時代なりといった感じ。
終わりに~良コスパの中望遠レンズ、お手頃価格で味変を~

500gを超え、サイズ感もそれなりとあって、ブロニカのボディとあわせて持ち運ぶのは正直楽ではありません。
ただ、いつも75mmだけではレンズ固定式の二眼レフなどと画角が変わらず、面白みがないのは事実。ちょっとした味変とばかりに一本持っておいて損はないレンズです。なにより、安いですからね(笑)
絞った時の描写もいいので、二本目に選びたいレンズです。
さて、次回紹介するのはCONTAX RX & Planar 50mm F1.4。
以前紹介したIkonta 520/2から少し時代が下り、多重露光防止の機構や距離計連動が組み込まれた進化版となっています。レンズもTessar 105mm F3.5とかなり明るいレンズです。
フォーマットの大きさは正義! ということで6×9判の作例を用意してきたので、お楽しみに!
それではまた次回の更新で。
以下、いつものアフィリエイトコーナー。前回と同じメンツです。
▽やはり定番ですね。手持ちで絞るなら400が安心。
▽開放で使いたかったり、三脚使用なら160もいいですね。

